冒頭の雨のシーンは絶望感が凄まじく、彼女の濡れた髪と涙が混ざる瞬間に胸が締め付けられました。『傷だらけの私たち』というタイトル通り、二人の愛はあまりにも痛々しい。ガラス越しに重なる手のひら、言葉にならない想いが伝わってくる演出が秀逸です。五年後の彼が写真を握りしめる姿には、過去の罪と後悔が滲んでいて、ただのメロドラマではない深みを感じました。ネットショートでこの作品に出会えて、感情が揺さぶられる体験ができました。