女性が送ってきた写真を見て「なんとデザインされた服はこんなに保守的なのか」と入力する彼の内心が透けて見えるようで笑える。それに対する相手の「これが芸術」という返しも絶妙。この軽妙な掛け合いが心地よい。九人の姉にプロポーズされた!という物語の中で、彼がどう立ち回るのか気になって仕方がない。
写真に対する感想を求められ、さらに「千文字の観後感」を要求される彼の絶望感がたまらない。「本気で怒っちゃうわよ」という脅し文句に慌てる様子が可愛らしい。九人の姉にプロポーズされた!というシチュエーションで、この要求をどうクリアしていくのか、彼の奮闘ぶりが目に浮かぶようだ。
保守的な服装の写真の後に、突然送られてくる水着姿の写真。彼の表情が緩む瞬間を捉えたカメラワークが秀逸。画面の光に照らされた彼の顔が、期待と戸惑いで複雑な表情を見せている。九人の姉にプロポーズされた!という展開の中で、この写真がどのような意味を持つのか深読みしてしまう。
メッセージを見てニヤニヤしていた彼が、突然ハッとして飛び起きるシーンが圧巻。何か重大なことに気づいたのか、あるいは新しい指令が下ったのか。その行動力の速さが物語のテンポを加速させる。九人の姉にプロポーズされた!という状況下で、彼が次にどんな行動に出るのかワクワクが止まらない。
部屋を飛び出し、広々としたリビングに現れる彼。そこで待ち構えていたのは個性的な女性たち。階段から降りてくる姿や、ボールに座っている姿など、それぞれのキャラクターが一目でわかる演出が上手い。九人の姉にプロポーズされた!というタイトルが現実味を帯びてくる豪華なセットだ。