PreviousLater
Close

帰り花、十年目の春を知る61

like2.0Kchase2.3K

帰り花、十年目の春を知る

清国の格格・雲今は、新婚の夜に夫・沈一拂に逃げられ、半年後に無念の死を遂げる。 十年後、民国の少女・林雲知として蘇った彼女は、運命を自ら切り開くため上海へ。そこで大学督学となった一拂と再会する。 亡き妻と雲知のしぐさの一致に疑念を抱く一拂。 雲知は林家の闇に巻き込まれながらも、彼と共に危機を越え、次第に心を通わせていく。 沈家の内紛、祖父の死、身内の謀略による投獄、そして結婚式から逃げられた真相……乱世を手を携えて歩む二人。 時を超えた愛は、今、新たに刻まれ始める。
  • Instagram
本話のレビュー

パジャマ姿の衝撃

冒頭から二人の距離感が異常で、抱きしめるシーンにドキドキしました。そこへスーツ姿の男が現れて、パジャマ姿の男との対比が強烈すぎます。『帰り花』のような切なさを感じさせる空気感の中で、三人の微妙な視線のやり取りがたまらない。特にパジャマの男が眼鏡を外して揉む仕草に、隠された感情が滲んでいて胸が痛みます。

三人の三角関係

部屋に入った瞬間の空気の重たさが凄まじい。スーツの男の驚きと、パジャマの男の動揺、そして女性の静かな表情。この沈黙が全てを物語っています。『十年目の春を知る』というタイトルが浮かぶような、長年の想いが絡み合った瞬間。ネットショートアプリで見ていると、まるでその部屋に一緒にいるような没入感に襲われます。

眼鏡を外す瞬間

パジャマの男が眼鏡を外して目をこするシーンが最高にエモい。弱音も吐けない大人の男の涙ぐましい姿に、胸が締め付けられます。スーツの男が指を指して何かを主張する姿との対比が鮮烈。『帰り花』の儚さを彷彿とさせるこの展開、次の展開が気になって仕方がありません。

スーツとパジャマ

服装の違いが二人の立場や心境を如実に表しています。整ったスーツの男と、乱れたパジャマの男。その間に立つ女性の表情が全てを語っているよう。『十年目の春を知る』ような、過ぎ去った時間への郷愁を感じさせる演出。照明の使い方も素晴らしく、暖かさと冷たさが同居しています。

言葉なき対話

セリフが少なくても、表情と仕草だけで物語が進行していくのが素晴らしい。パジャマの男の苦悩、スーツの男の焦り、女性の覚悟。『帰り花』のように散りゆく運命を感じさせる三人の関係性。ネットショートアプリの高画質で見るから、微細な表情の変化まで見逃さず、感情移入が止まりません。

さらに多くのレビューがあります(5)
arrow down