冒頭のキスシーンで始まるかと思いきや、黄金の衣を纏った青年の孤独な表情があまりにも切ない。彼が見つめるのは愛する人の肖像画。その絵を蝋燭の火で燃やす瞬間、彼の瞳に宿るのは悲しみか、それとも復讐の炎なのか。背景の揺らめく蝋燭と書斎の雰囲気が、彼の揺れ動く心を象徴しているようだ。ネットショートアプリで観る『掌中の花~皇帝に溺愛されてる悪役令嬢~』は、セリフが少なくてもこれほど感情が伝わる演出が素晴らしい。剣を握る手つきから、彼が選んだ道が過酷であることが伝わってきて、続きが気になって仕方がない。