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霧の中に消えた母52

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霧の中に消えた母

二十年前―― 秦良玉は帰宅途中、娘を人身売買組織に奪われ、同じ日に夫も亡くす。 その衝撃で心を病み、正気を失ってしまう。 二十年後。 娘の廖星苒は全国屈指の富豪となり、実の家族を探し始める。だが、従兄の李川とその妻・彭雪は、廖星苒の財産目当てに秦良玉を家から追い出し、代わりに彭雪の母周慧・敏を廖星苒の母として仕立て上げる。 やがて星苒は、どこか噛み合わない違和感に気づき始める。 そして――周囲から蔑まれていた“狂った女”こそが、自分の本当の母であるという事実に辿り着く。 奪われた二十年。 歪められた家族の絆。 霧の向こうに隠された真実が、今、明らかになる。
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本話のレビュー

廃港の闇に潜む母の秘密

車内で震える指先、届いたメッセージに凍りつく表情。彼女が向かったのは、誰も近づかない廃港の 3 号埠頭。薄暗い倉庫に響く足音、スーツケースを引く孤独な姿。そこに現れたのは、かつて家族を捨てた父と、縛られた母の姿だった。『霧の中に消えた母』というタイトルが、なぜか胸に刺さる。母は本当に消えたのか、それとも隠されていたのか。娘の瞳に宿すのは、悲しみより強い決意。この短劇、感情の機微がリアルすぎて、見終わった後もしばらく動けなかった。