終わりは、雨とともに始まる。四十九日間降り続く豪雨によって、世界はすべて水没する。
胡幽は、かつて最も信じていた恋人・葉婉秋に裏切られ、生き延びるための資源として命を奪われた。
だが目を覚ますと、終末の七日前に戻っていた。同時に発動したのは、無限収納システム。
どれだけでも物資を保管できる異能を手に入れた彼は、今度こそ生き残るため、すべてを賭けて動き出す。
資金をかき集め、物資を備蓄し、安全な拠点を築く。さらにシステムの進化によって、人の能力すら見極められるようになり、信頼できる仲間と、裏切る者の正体を見抜いていく。
そして――七日後。世界は予定通り、水に沈む。だがその中で、彼だけは違った。
無限の備えと、確かな仲間。
すべてを握った男は、この終末で狩られる側ではなく、決して手を出してはならない存在へと変わっていく。