裏切りと復讐の九条国。忠誠を誓った夫に一族を虐殺され、自らも無惨に滅ぼされた将軍令嬢・早乙女紗雪。しかし天命は彼女に再起の機を与えた。三年前に時を巻き戻し、甦った彼女は「炎のような復讐劇」を開始する。
偽りの恩人・皇子九条正康と悪女・橘美織。かつて信じた者たちへの復讐のため、彼女は廃太子・九条隼人と危険な同盟を結ぶ。王妃の地位をかけた権謀術数が火花を散らす中、紗雪はある衝撃の真実を知る。
「私の痛み、千倍にして返す」
熾烈な宮廷闘争を勝ち抜き、愛と野望が交錯する運命の行方。紗雪の決死の策略は、果たして王朝を覆すのか? 驚愕の最終回まで息つく暇ない、歴史ロマンスサスペンス!
全話一覧全66話

第 1 話-裏切りと復讐の始まり
紗雪は夫の九条正康と橘美織に裏切られ、一族を虐殺される。死の間際、彼女は三年前に時間を巻き戻し、復讐を誓う。紗雪はどのように復讐を遂げるのか?

第 2 話-罠にかけられた簪
紗雪は橘美織から霊芝の簪を借りたいと頼まれ、好意で貸すが、美織は故意に簪を壊し、紗雪が故意に壊したと偽装する。この事件により、紗雪は前世と同じく不当な罰を受ける危機に直面するが、今世では同じ運命を繰り返さないと決意する。紗雪は美織の罠をどう切り抜けるのか?

第 3 話-真実の夜光
紗雪は美織が簪を壊した犯人であることを夜光の粉で証明し、正康と美織に対する復讐の第一歩を踏み出します。美織の妊娠という新たな障壁が立ちはだかる中、紗雪の策略はさらに深まっていきます。紗雪の復讐は美織の妊娠という新たな障壁をどう乗り越えるのでしょうか?

第 4 話-復讐の序章
紗雪は夫の正康と悪女・橘美織の裏切りに気づき、復讐のための第一歩として廃太子・九条隼人との同盟を模索し始める。美織は正康に紗雪の離縁を迫るが、正康は帝位獲得まで早乙女家を利用するつもりだと告げる。紗雪は夜更けに冷宮を訪れ、隼人との接触を試みる。紗雪と隼人の危険な同盟は、どのような復讐劇を引き起こすのか?

第 5 話-復讐の始まり
紗雪は廃太子・九条隼人と危険な同盟を結び、正康殿下の新たな女性連れ帰りを知り、復讐の計画を進める。紗雪と隼人の同盟は、正康殿下の野望を打ち破ることができるのか?

第 6 話-隠されたスパイ網
紗雪が廃太子・九条隼人に接近し、正康のスパイ網のリストを渡す。隼人は紗雪の真意を疑い、リストの出所を詰問する。紗雪は本当に隼人を助けるつもりなのか、それとも別の目的があるのか?

第 7 話-復讐の同盟
紗雪は九条隼人と危険な同盟を結び、正康の側室を迎える機会を利用して復讐の計画を進める。紗雪の計画は成功するのか?

第 8 話-偽りの親切と復讐の火花
紗雪が美織の偽りの親切に直面し、婚礼衣装を要求される中、復讐の炎がさらに燃え上がる。紗雪は美織の要求にどう対応するのか?

第 9 話-翡翠の髪飾りを巡る屈辱
紗雪は太后様から賜った翡翠の髪飾りを美織に譲るが、それは彼女への復讐の布石であった。美織の傲慢な態度と紗雪の冷静な対応が対照的に描かれ、今後の展開が予感される。紗雪が美織に譲った翡翠の髪飾りには、どんな罠が仕掛けられているのでしょうか?

第 10 話-裏切りの茶碗
紗雪が美織を陥れるために毒を仕込み、美織が輿入れの前に失踪する。紗雪の寝室から聞こえた男女の喘ぎ声が正康の怒りを買い、さらなる混乱が訪れる。紗雪の策略は成功するのか?

第 11 話-裏切りの輿入れ
紗雪が輿入れの日に不倫の疑いをかけられ、皇族の面目を潰す行為として糾弾される。正康は激怒し、紗雪に八つ裂きの刑を宣告する。紗雪はこの窮地からどうやって抜け出すのか?

第 12 話-謀略の罠
紗雪の策略により、橘美織は正康殿下の前で不貞の濡れ衣を着せられ、打ち首を宣告される。宮廷の権力闘争が一気に激化する。美織は本当に処刑されてしまうのか?

第 13 話-裏切りと密通の濡れ衣
橘美織が婚礼当日に宦官と密通したと濡れ衣を着せられ、打ち首を命じられる。正康は彼女を信じ、実子を宿していることから、良妃は出産まで待つことを許可する。しかし、美織と紗雪の間に潜む真実の対立が浮き彫りになる。美織の無実は証明されるのか、それ紗雪の復讐はさらに激化するのか?

第 14 話-権謀術数の始まり
紗雪は九条正康と橘美織の策略を利用し、自らの復讐の計画を進める。彼女は早乙女将軍の軍権を狙う正康の野望を見抜き、疫病という新たな危機を提示することで、局面を有利に導こうとする。紗雪の提示した疫病とは何か、そしてそれはどのように復讐劇に影響を与えるのか?

第 15 話-復讐の炎と隠された真実
紗雪は廃太子・九条隼人と同盟を結び、正康皇子と橘美織に対する復讐を進める中で、疫病の情報を巡る駆け引きが激化する。紗雪の行動に疑問を抱く者たちが監視を強化し、美織は紗雪の策略に気付き怒りを爆発させる。紗雪の策略は美織をどのように追い詰めるのか?

第 16 話-薬方争奪戦
江南で流行する疫病の治療法を見つけるため、紗雪と容儿が蔵書閣で医書『本草経』を探し始める。しかし、この功績を狙う王妃・橘美織も動き出し、激しい争いが勃発する。紗雪は無事に『本草経』を手に入れ、疫病治療の功績を収めることができるのか?

第 17 話-薬方の争奪
紗雪は疫病治療の薬方を手に入れ、九条正康に渡すことで権謀術数を進める。一方、沈蘇卿は紗雪を陥れる策略を練り、王妃の座を狙う。紗雪の策略は成功するのか?

第 18 話-秘薬の謎と策略
早乙女紗雪は疫病を治す秘薬「百宝書」の存在を知り、廃太子・九条隼人にその情報を伝える。しかし、彼女の動きは王妃や他の勢力にも察知され、宮廷内での権力闘争がさらに激化する。紗雪は自らの策略を進める中で、新たな敵の動きにも気付き始める。紗雪の策略は王妃の罠にかかるのか?

第 19 話-薬方の功績と偽りの祝い
蓉児が父上の薬方で江南の疫病を治め、平妻の身分で王府に迎えられることが決まる。しかし、その薬方は本来娘娘様のもので、妹が功績を横取りしたことが明らかになる。王様の前で偽りの祝いが行われ、娘娘様の苦悩が深まる。娘娘様はこの屈辱にどう立ち向かうのか?

第 20 話-偽りの薬方と裏切り
早乙女紗雪は、疫病治療の偽りの薬方を献上したことで良妃に疑われ、廃太子の間者として糾弾される。さらに、良妃は紗雪が身ごもった子供の父親を疑い、紗雪を連行しようとする。紗雪は全てが罠であったことに気付き、復讐の炎を燃やす。紗雪はこの窮地からどのように脱出するのか?