蘇蝉衣は蘇護将軍の愛娘だったが、両親は伯父の蘇顧軒の策略で命を奪われ、侯爵家に引き取られる。亡き母に似た容貌ゆえ、伯父に束縛され、伯母や従姉から酷い仕打ちを受ける。祖母の保護の下、表面は従順だが、心には復讐の種が芽生えていた。
従姉の結婚式で才覚を示し、暗衛統領赫連璟の目に留まる。皇帝に面会して復讐するため、楽聖宋静に弟子入りし、琴の技を極め“楽師”の名を手に入れる。赫連熙と協力して計略を巡らせ、赫連璟とも内通し、敵の陰謀を少しずつ崩していく。
礼楽大会で注目され、宋静に弟子入りを許され赫連璟の妃に迎えられるが、蘇侯の狂気や大夫人の陰謀、義兄の干渉が立ちはだかる。父の遺した「塩鉱の秘密」を餌に策略を仕掛け、敵を自業自得に導く。
最終的に辺境の陇県で赫連璟と共に蘇侯の通敵証拠を見つけ、巧妙な誘敵作戦で仇を討つ。大仇を果たし、蘇蝉衣は束縛から解放され、蝶のように羽ばたく九王妃となった。