財閥令嬢・北黎は、聖女のような顔で人の心を操る危うい女。
そんな彼女のもとに現れたのは、行き場を失い、庇護と引き換えに“従者”となることを望んだ少女・南浔。
冷たく美しい主と、すべてを捧げる忠犬のような護衛。
けれど北黎はまだ知らない。
南浔にとって彼女は、ずっと胸に抱き続けてきた“たった一人の光”だということを――。
身分の差、秘めた執着、言えない過去。
救いにも呪いにも似た想いが、極夜の訪れとともに静かに絡み合っていく。
これは、愛と救済、尊厳と生存の狭間で惹かれ合う、危うくも美しい禁断のラブストーリー。