冒頭の針のシーンから背筋が凍りました。寝ている父に何かを仕掛ける青年と、それを見守る女性の緊迫した空気感が凄まじいです。特に女性の表情の変化が秀逸で、不安から決意へと変わる瞬間に、万獣の王~裏切りから始まる復讐譚~という重厚なテーマを感じさせられました。部屋全体の静寂が逆に騒がしく感じるような心理描写が素晴らしく、次に何が起きるのか息を呑んで見守ってしまいます。