冒頭の廊下での会話、あんなに楽しそうに笑っていたのに、次の瞬間には庭で涙を浮かべている。この落差が胸に刺さります。極道社長のお嫁さんは田舎娘ちゃんという作品は、こうした日常の些細な瞬間を丁寧に切り取るのが上手いですね。黄色いシャツの彼女が電話を切る表情から、青いシャツの友人とのやり取りまで、すべてが自然体で見ていて心地よい。でも、最後のシーンで彼女が一人で揺れるブランコに座り、遠くを見つめる姿には、言葉にできない孤独感が漂っています。ネットショートアプリで観たのですが、短編ながら感情の機微がしっかり描かれていて、思わず引き込まれました。