NetShort
雪解けまで、生きて

雪解けまで、生きて

like2.0Kchaase1.7K
2007年大晦日──幸せなはずの夜が、一瞬で地獄に変わった。 栗山家の三兄弟は、両親の帰りを待っていた。しかし届いたのは、交通事故による両親の死亡通知。さらに、借金取りが家を差し押さえに現れる。抵抗する中、弟・栗山潤介は姉を守ろうとして重傷を負い、足を潰されてしまう。 治療費のために、長男・栗山潤平は妹を手放す決断をする。退院後、二人は路頭に迷い、吹雪の中、力尽きて倒れる。そこへ現れたのが、優しい浅井夫婦だった。 「この子を養子に…」 弟の体を思うと、拒む理由はなかった。しかし、目を覚ました潤介は兄の姿が見えず、必死に外へ駆け出す。雪の中、兄にしがみつき、泣き叫ぶ。 「行かないで…!」 凍える指がほどけ、離されていく──
全話一覧全62話
雪解けまで、生きて

第 1 話-突然の悲劇

大晦日の夜、栗山家の三兄弟は両親の帰りを待っていたが、届いたのは交通事故による両親の死亡通知。さらに借金取りが家を差し押さえに現れ、弟・潤介は姉を守ろうとして重傷を負う。治療費のため、長男・潤平は妹を手放す決断をする。潤平はこれからどうやって弟を守っていくのでしょうか?
雪解けまで、生きて

第 2 話-家族の別れ

栗山家の三兄弟は両親の死亡と借金取りの襲撃により路頭に迷い、長男・潤平は妹を養子に出す決断をするが、弟・潤介は兄と離れることを拒む。潤平は妹を手放す決断を後悔するでしょうか?
雪解けまで、生きて

第 3 話-別れの決断

両親を亡くし、借金取りに追われる栗山家の三兄弟。長男の潤平は、妹の日花を養子に出すことを決断し、弟の潤介を救うため必死に働くことを誓う。しかし、幼い日花は兄たちと離れたくないと泣き叫び、家族の絆が試される。潤平は日花を連れ戻すことができるのか?
雪解けまで、生きて

第 4 話-指切りの約束

潤平は妹を養子に出す決断をし、弟の潤介と共に路頭に迷う。浅井夫婦が彼らを助け、潤介を養子に迎えようとするが、潤平は弟と離れたくないと拒絶する。しかし、潤介は兄が自分を売ったと誤解し、兄弟の間に深い溝が生じる。潤介は兄の本当の気持ちに気づくことができるのか?
雪解けまで、生きて

第 5 話-失われた絆

潤平は重病の妹と共に生活しながら、15年前に行方不明になった弟・潤介を探し続けている。一方、潤介は兄と再会を願いながらも、別々の人生を歩んでいる。運搬作業員として働く潤平は、妹の誕生日に潤介の安否を気遣う。潤平と潤介は無事に再会できるのでしょうか?
雪解けまで、生きて

第 6 話-値上げの危機

栗山潤平は弟の治療費を心配しながら、市場の出店料が急に倍額に値上げされたことに抗議します。暴力沙汰になりそうな状況で、潤平は値上げに断固として反対します。潤平はどうやってこの危機を乗り越えるのでしょうか?
雪解けまで、生きて

第 7 話-屋台街の決戦

屋台街の人々が桜井グループの不当な値上げに抵抗し、潤平は弟と妹を探すために戦う。過去のトラウマと対峙しながら、人々の団結が試される。潤平は無事に弟と妹を見つけることができるのか?
雪解けまで、生きて

第 8 話-借金取りと決断

栗山家の三兄弟は借金取りに家を追い出され、長男の潤平は弟の治療費のために妹を手放す決断をする。その後、吹雪の中で倒れたところを浅井夫婦に助けられるが、潤介は兄の姿が見えず必死に探し始める。潤介は兄を見つけることができるのか?
雪解けまで、生きて

第 9 話-誠意の試練

翔真の誕生日祝いを装って訪れた男は、屋台を手に入れるために翔真の要求に応えようとするが、飲酒やパフォーマンスを強要され、苦悩する。兄の潤平を探す潤介の思いと、男の必死の姿が交錯する。潤介は無事に兄を見つけることができるのか?
雪解けまで、生きて

第 10 話-重荷と覚悟

翔真さんに対し、過去の過ちを悔い改め、許しを請う主人公。しかし、翔真さんは主人公の真意を疑い、弟と妹を口実にしていると非難する。主人公は必死に反論し、弟と妹を探し続けてきたことを訴えるが、翔真さんの心は動かない。主人公は翔真さんの心を開くことができるのか?
雪解けまで、生きて

第 11 話-家族の絆を求めて

潤介は兄の翔真と再会するが、翔真は弟の言葉を信じようとせず、過去の傷から家族を拒絶する。潤介は必死に兄の信頼を得ようと努力するが、翔真の心の壁は厚く、二人の間には深い溝が残る。潤介は兄の心を開くことができるのか?
雪解けまで、生きて

第 12 話-唯一の形見を守る闘い

栗山潤平は、姉の形見である屋台を取り戻すため、借金取りの翔真と激しく対立する。屋台がなければ生活も弟妹を探すこともできないと訴える潤平だが、翔真はさらに要求をエスカレートさせ、兄弟の過去を嘲笑いながら追い詰める。潤平は無事に形見の屋台を取り戻せるのか?
雪解けまで、生きて

第 13 話-兄弟の絆と絶望の淵

栗山家の長男・潤平と弟・潤介は、屋台をめぐる激しい争いの中で深い溝が生じる。潤平は弟と妹を取り戻すために必死に戦うが、潤介は兄の無責任さを責め、二人の関係は修復不可能なほどに壊れてしまう。潤平と潤介の兄弟関係は、この先どうなってしまうのでしょうか?
雪解けまで、生きて

第 14 話-再会と決意

潤介は兄・潤平と再会するが、潤平は桜井グループの悪党たちに囲まれている。潤介は兄を守ろうと必死になるが、潤平は潤介に逃げるよう命じる。二人の絆と過去の因縁が交錯する緊迫の場面。潤平はなぜ潤介を遠ざけようとするのか?
雪解けまで、生きて

第 15 話-詐欺師との対決

桜井グループの社長を名乗る詐欺師が現れ、岩田さんと対立する中、過去の因縁が暴かれる。兄を探し続けた妹がついに再会を果たすが、新たな危機が訪れる。兄妹は無事に再会を果たせるのか?
雪解けまで、生きて

第 16 話-姉を守るための決断

栗山潤平が妹を守るために必死に抵抗する中、弟の潤介も姉を救おうとするが、暴力沙汰に発展し、家族の絆が試される緊迫した場面。潤平は妹を守り切れるのか?
雪解けまで、生きて

第 17 話-家族の再会と新たな衝突

兄さんが目を覚まし、長年離れていた妹・日花ちゃんと再会を果たす。しかし、その喜びもつかの間、兄さんは借金と家族への複雑な感情から、日花ちゃんを拒絶し、さらに弟のことを思い出し激怒する。兄さんは本当に日花ちゃんを拒絶し続けるのか?
雪解けまで、生きて

第 18 話-過去の傷と再会

潤平と潤介の兄弟の過去のトラウマが明らかになり、桜井グループの社長である未来との衝突が勃発する。潤介の苦悩と兄への複雑な感情が爆発し、家族の絆が問われる。潤介と潤平の関係は修復できるのか?
雪解けまで、生きて

第 19 話-引き裂かれた兄弟の絆

潤平と潤介の兄弟は、両親の死と借金取りの襲撃により、離れ離れになる運命を辿る。潤平は妹を手放し、潤介は浅井夫婦の養子となるが、兄を求めて雪の中を駆け出す。しかし、潤平は弟を拒絶し、二人の絆は大きく揺らぐ。潤介はこれからどうなるのか?
雪解けまで、生きて

第 20 話-運命の再会

栗山潤平は弟・潤介の治療費を工面するため、5万円を借りようとするが、潤介が病院にいることを知り、自分を責める。その後、潤介は目を覚まし、兄を必死に追いかけるが、兄は拒絶する。しかし、潤介が持っていたペンダントや足の傷から、兄は彼が本物の潤介であると確信し、再会を果たす。潤介と兄の関係はどうなる?