雪解けまで、生きて ページ 3全62話

第 41 話-家族の絆と裏切り
桜井未来とその家族の間に深い対立が生じ、父の唯一の実の息子としての立場を巡って激しい口論が勃発する。一方、USBメモリを巡る疑惑や高橋耕平の関与など、複雑な人間関係と信頼の危機が浮き彫りになる。桜井未来と家族の関係は修復できるのか?

第 42 話-木彫りの約束
姉弟の間で交わされた木彫りに関する大切な約束が思い出され、現在の再会に繋がる重要な一幕。過去の優しい時間と現在の緊迫した状況が対比的に描かれる。菊池翔真さんがどうしても会いたい理由とは?

第 43 話-雪解けまで、生きて
2007年大晦日──幸せなはずの夜が、一瞬で地獄に変わった。
栗山家の三兄弟は、両親の帰りを待っていた。しかし届いたのは、交通事故による両親の死亡通知。さらに、借金取りが家を差し押さえに現れる。抵抗する中、弟・栗山潤介は姉を守ろうとして重傷を負い、足を潰されてしまう。
治療費のために、長男・栗山潤平は妹を手放す決断をする。退院後、二人は路頭に迷い、吹雪の中、力尽きて倒れる。そこへ現れたのが、優しい浅井夫婦だった。
「この子を養子に…」
弟の体を思うと、拒む理由はなかった。しかし、目を覚ました潤介は兄の姿が見えず、必死に外へ駆け出す。雪の中、兄にしがみつき、泣き叫ぶ。
「行かないで…!」
凍える指がほどけ、離されていく──

第 44 話-再会の乾杯
栗山家の三兄弟が再会を祝う中、長男・耕平が突然倒れ、緊急事態が発生する。耕平の体に何が起きたのか?

第 45 話-逃亡の果てに
飢えと絶望に追い詰められた弟が姉の元に逃げ込み、過去の罪を悔い改めながらも新たな危険が迫る。弟は本当に過去の過ちから立ち直ることができるのか?

第 46 話-裏切りの真実
栗山潤介が兄・潤平に対して怒りを爆発させ、高橋耕平による過去の事件の黒幕が明らかになる。潤介は兄の幸せを妬み、全ての苦難の原因が潤平たち三人にあると糾弾する。潤介は兄に協力するのか、それよりも復讐を選ぶのか?

第 47 話-泥棒と印鑑の謎
栗山家に泥棒が侵入し、印鑑を盗もうとするが、長男の潤平に阻止される。泥棒は実は潤平の知り合い・耕平で、桜井光央からの指示だったことが判明する。潤平は光央の陰謀を察知し、警戒を強める。潤平は光央の企みを阻止できるのか?

第 48 話-桜井家の内紛
桜井光央が父が築いた桜井グループを売却しようとし、養女の桜井未来とその実の兄に対する強い反感を露わにする。叔父は光央を煽り、会社を売却した後に一家を追い出す計画を明かす。桜井光央の計画は成功するのか?それとも桜井未来とその兄はこの危機を乗り越えられるのか?

第 49 話-家族と会社の運命
桜井グループの社長だった桜井光央が、養女の立場を利用して会社の印鑑を勝手に使い、会社を売却しようとする。これに対し、会社を支えてきた人物が彼女の行動を非難し、彼女の全役職を解任し、給付も停止することを宣告する。光央はこの決定に激怒し、相手を脅す。光央はこの後、どんな行動に出るのでしょうか?

第 50 話-家族の再会と新たな決意
栗山家の三兄弟が昔の家を買い戻すことに成功し、家族の絆を再確認する。しかし、潤介の仕事に対する態度や将来への不安が表面化し、兄姉との間に微妙な緊張が生じる。潤介はなぜ仕事を真面目にこなそうとしないのか?

第 51 話-家族を守るための決断
潤介が兄の潤平が桜井光央にさらわれたことを知り、激怒する。桜井家には秘密があり、潤平を救うために潤介が行動を起こすが、危険な状況に陥る。潤介は無事に兄を救い出すことができるのか?

第 52 話-絶望の対決
桜井光央と桜井未来の兄弟の間で激しい対立が起こり、光央は未来に跪くことを強要される。未来の目的と光央の無実を巡る緊迫したやり取りが展開される。未来の真の目的は何なのか?

第 53 話-命の代償
栗山潤介と光央の対決が激化し、光央は金だけでなく命も要求する。潤介は必死に抵抗するが、光央の脅迫はさらにエスカレートし、姉の命も狙われる。潤介は光央の脅迫から姉を守れるのか?

第 54 話-爆弾の脅威と家族の絆
栗山家の三兄弟は、桜井光央によって爆弾を仕掛けられ、絶体絶命の危機に陥る。家族の絆を確かめ合いながら、爆発までのカウントダウンが進む中、彼らは生き延びる方法を模索する。栗山家の三兄弟は、この危機をどう乗り越えるのか?

第 55 話-兄との別れ
潤介が子どもの頃に兄が歌ってくれた歌を思い出し、非常時にもかかわらず兄に歌ってほしいと懇願する。しかし、兄の手が冷たくなっていることに気づき、悲劇的な別れが訪れる。潤介は兄を失った後、どのように生きていくのでしょうか?

第 56 話-運命の決断
交通事故で両親を失い、借金取りから逃げる中で弟の潤介は重傷を負い、目が見えなくなる可能性が判明する。兄の潤平は弟を助けるため、自分の角膜を移植する決断をする。潤平の自己犠牲の決断は、弟を救うことができるのか?

第 57 話-別れの告白
潤平が末期の胃がんであることを日花に打ち明け、残された時間が少ないことを伝える。潤介にはこのことを知らせないよう頼み、これまでの苦労を振り返りながら、日花と潤介にこれからも生きてほしいと願う。潤平の最後の願いを果たすために、日花と潤介はどう行動するのか?

第 58 話-最後の約束
潤介が角膜移植で視力を回復し、兄の潤平と再会を喜ぶが、潤平は疲れ果てて息を引き取る。家族三人での幸せな未来を夢見た瞬間だった。潤介は今後、姉とどうやって生きていくのでしょうか?

第 59 話-離れられない絆
潤介は兄の潤平が突然いなくなり、家族の約束を破られたと感じて動揺する。姉が潤平が病気で海外治療に行く手配をしたと説明するも、潤介は兄が自分を捨てないと信じようとする。潤平は本当に病気で治療のために海外に行ったのか?それとも別の理由があるのか?

第 60 話-回復の兆しと新たな絆
潤介の回復が順調であることが報告され、家族は彼の帰りを待ちながら、新たな生活への希望を抱き始める。浅井夫婦との関係も深まり、一緒に過ごす時間が彼らにとってかけがえのないものになりつつある。潤介は無事に家族の元へ戻ることができるのか?