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守護者という名の甘い嘘25

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守護者という名の甘い嘘

国民的女優・応纏が雇った用心棒、靳汜。 冷酷非道と噂される男の正体は、政財界に脈を張る名家から五年前に忽然と消えた「魔王」だった。 記憶が蘇り、真実が剥がれる時、二人の間に横たわるのは、五年の月日だけではない。 「靳汜、何度も夢を見たの。いつもあなたがいた」 「応纏、ばれる前に、もう少しだけこの甘さに溺れさせて」 ―すべての嘘は、深い愛の裏返しなのか?
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本話のレビュー

催眠の果てに蘇る悪夢

静かな診療室で始まる心理療法が、次第に不穏な空気を帯びていく。メトロノームの音と揺れる懐中時計が、視聴者をも深いトランス状態へ誘うようだ。患者の女性が思い出そうとするのは、甘美な恋の記憶か、それとも血塗られた悲劇か。鮮明に蘇る芝生の上の少女の姿に、背筋が凍る思いがした。この短編は、記憶という曖昧なものが、いかに人を狂わせるかを描いている。ネットショートアプリで『守護者という名の甘い嘘』を観たが、心理描写の深さとサスペンスの効いた展開に、最後まで目が離せなかった。