冒頭から黒衣の皇子が放つ静かなる威圧感に圧倒されました。赤い服の臣下が土下座するシーンでは、言葉にならない緊張感が画面全体を支配しています。特に皇子の微かな表情の変化が、彼の深淵な内面を物語っており、見ているだけで背筋が凍るようでした。廃人皇子の正体は最強でしたというタイトル通り、一見穏やかでもその瞳の奥に秘められた力は計り知れません。照明や衣装のディテールも素晴らしく、古代中国の宮廷ドラマ特有の重厚な雰囲気が完璧に再現されています。ネットショートアプリで観たのですが、短編ながらこれだけの密度と迫力があるのは驚きです。