朱門に忍ぶ旧き転生姫の冒頭、主人公が蝋燭の灯りで古びた箱を開ける瞬間の緊張感が凄まじい。手にした「密書」の内容が明らかになり、十三年前の回想シーンへと繋がる展開は見事。亭で密談する男たちと、それを遠くから見つめる鎧姿の女性の姿が、物語の深淵を予感させる。現代に戻り、青い衣装の女性が動揺する様子や、緑色の衣装の女性との対話から、彼女が抱える秘密の重さが伝わってくる。過去の因縁と現在の葛藤が交錯するドラマチックな展開に、思わず画面に引き込まれた。