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朱門に忍ぶ 旧き転生姫50

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朱門に忍ぶ 旧き転生姫

北斉国公府の令嬢・李明薇は、家族が粛清された際、その場にいたであろう仇敵・謝景淵の眼前で憤死した。しかし彼女は目を覚ますと、自らの屋敷の下級侍女・李春花として転生していた。さらに、なんとか生き延びた三人の弟たちはすでに狂気に染まり、それぞれ贈収賄にまみれる尚書、残忍な将軍、無頼の道楽者へと変貌していた。彼らは摂政・謝景淵と激しく対立しているが、一族滅亡の真実は未だ闇に包まれていた。家族を守り、家名を再興するため、李明薇は自らの正体を明かして弟たちを厳しく躾け始める。だが、弟の災難が元で聖旨を受け取り、やむなく謝景淵の摂政王府へ嫁ぐことに……。そこには、殺意に満ちた危険な結婚生活が待ち受けていた。
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本話のレビュー

糖葫芦の裏に隠された涙

朱門に忍ぶ 旧き転生姫 のこのシーン、最初は微笑ましいやり取りに見えたけど、実は切ない別れの予感に満ちていて胸が締め付けられる。黄色い衣装の姫が花びらを摘む仕草から、すでに心が揺れているのが伝わる。青い衣装の公子が差し出す糖葫芦を一口噛む瞬間、彼女の表情が微かに曇るのがたまらない。公子が立ち去る時の寂しげな横顔と、姫が最後まで食べきれない糖葫芦を握りしめる手が、言葉にならない想いを物語っている。ネットショートアプリで観た短劇の中でも、この静かな感情の機微を描く演出は特に秀逸で、何度もリピートしてしまう。