豪華なダイニングルームでの食事シーンなのに、空気が張り詰めていて息苦しくなるほど。祖母の威圧的な態度と、若者たちの複雑な表情の応酬が見事。特に白マフラーの女性と緑スーツの男性の対立構造が際立っており、一言も発さずにこれだけの緊張感を生み出す演出は流石。母娘の逆襲~歓迎されない帰郷~というタイトル通り、歓迎されない客としての疎外感が画面から滲み出ている。食器の音すら響きそうな静寂の中で繰り広げられる心理戦に、思わず画面に引き込まれてしまう。