彼女のツイードジャケット、彼のレザージャケット、おじいちゃんのニットカーディガン。服装だけで各キャラクターの性格や立場が表現されている。始まりは君のワナという作品の衣装担当は素晴らしい仕事をしている。特に彼女のアクセサリー選びが洗練されていて、毎回のコーディネートが楽しみ。
ネットショートアプリで偶然見つけたこの作品が予想以上に面白かった。短編ながら密度の濃いストーリー展開に引き込まれる。始まりは君のワナというタイトルに込められた意味が回を重ねるごとに明らかになっていく過程が楽しい。移動時間に見るのに最適な長さで、ついつい次のエピソードも再生してしまう。
電話の呼び出し音と同時に表情が変わる彼女。その緊迫感が画面越しに伝わってくる。彼氏も即座に反応して一緒に駆けつけるあたり、二人の信頼関係がすごい。始まりは君のワナの中で、この緊急事態への対応力が二人の絆の深さを物語っている。家族の危機に即座に動ける関係性は理想すぎる。
豪華なリビングで繰り広げられる三代代の会話劇。おじいちゃんの熱弁、彼女の戸惑い、彼の冷静な対応。それぞれの立場がはっきりしていて、家族ドラマの醍醐味を味わえる。始まりは君のワナという作品は、こうした日常の中の非日常を巧みに描いている。家具の一つ一つまでこだわりを感じさせるセットも素晴らしい。
おじいちゃんが二人の手を重ねて握るシーンで涙腺崩壊。世代を超えた愛情表現が胸に響く。始まりは君のワナというタイトルが示すように、この手取り合いが物語の重要な転換点になっている気がする。言葉にならない想いが手のひらから伝わってくるような演出に、俳優陣の演技力の高さを感じる。