病院の廊下で交わされる沈黙と涙が、七年間のすれ違いをすべて語っているようだ。彼の震える唇と、彼女の指先が示す方向——そこには言えなかった想いが溢れている。ネットショートアプリで観た『七年目のさよなら〜俺を見なかった彼女の後悔〜』は、セリフより表情で心を揺さぶる稀有な作品。特に最後のアップで零れた涙は、視聴者まで濡らしてしまう力がある。感情の機微をこれほど丁寧に描く短劇は珍しい。