豪華な別荘の静寂を破る二人の攻防。最初は冷たい空気が漂っていたのに、彼が怪我をした瞬間から彼女の表情が凍りつき、必死に手当てをする姿に胸が締め付けられます。絆創膏を貼る指先の震え、そして溢れ出す感情が堪らなく美しい。七年目のさよなら〜俺を見なかった彼女の後悔〜というタイトルが示すように、過去のわだかまりが夜の帳と共に溶けていく様は、言葉にならない切なさがあります。月明かりの下で交わされるキスと、朝を迎える前の静かな寝息。スマホの光が二人の距離をまた遠ざけようとする瞬間まで、全てが計算されたような映像美に酔いしれました。