監視室の少女が温度を下げた瞬間、運命の歯車が回り出す。氷点下の閉鎖空間で、凍えながら互いの体温を確かめ合う二人の姿に胸が締め付けられる。極限状態だからこそ溢れ出す感情の機微が素晴らしい。ネットショートアプリで観るこの緊迫感と、その後の平穏な日常との対比が絶妙だ。終末世界の覇者~恐竜を従えた少女~のような壮大なスケール感も感じさせる、短編とは思えない深みのある作品だった。