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終末世界の覇者~恐竜を従えた少女~20

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終末世界の覇者~恐竜を従えた少女~

卒業式の日、蘇瑶は恐竜による終末が訪れる直前の世界へと転生する。前世では学園の人気者・鄭蘭蘭に陥れられ、恐竜に襲われて命を落とした。だが今回は先手を打ち、カナスの鍾乳洞の所有権を手に入れると、4億のローンを組んで核爆弾でも壊せない終末要塞へと改造する。さらにシステムが起動し、彼女はプテラノドンやティラノサウルス、雷竜を従え、恐竜軍団を築き上げていく。 一方、同じく転生していた鄭蘭蘭は暴徒と結託してシェルターを襲撃し、青龍グループに取り入って機械恐竜で蘇瑶の拠点を奪う。だが蘇瑶は雷竜の主を制し、恐竜軍団を率いて反撃。ついに宿敵との決着をつける。七年の歳月の末、彼女は世界中の恐竜を元の時空へ送り返し、終末は終わりを迎える。だが平穏が戻ったと思った瞬間、気温は氷点下20度まで急降下し、極寒の時代が静かに始まろうとしていた。
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本話のレビュー

ピンクの悪魔と飢えた獣たち

終末世界の覇者~恐竜を従えた少女~ の冒頭、ティーレックスに追われる絶望的なシーンから一転、無機質な監視室でピンクのカーディガンを着た少女が冷徹な表情を見せるギャップが凄まじい。彼女はただの生存者ではなく、この残酷なゲームを支配する管理者そのものだ。コンクリートの箱庭で、たった一枚のステーキを巡って人間が獣のように争い合う様は、生存本能の醜悪さを赤裸々に描いている。特に男性がワインを飲み干すあの虚無的な表情や、女性が必死に肉を食らう姿は、観る者の胃を締め付けるようなリアリティがあった。ネットショートアプリでこの緊迫した空気感を味わえるのは中毒性が高い。誰が生き残り、誰が淘汰されるのか、その行方を静観する彼女の瞳に隠された真実が気になって仕方がない。