ピンクのカーディガンを着た少女がモニター越しに見つめる先は、荒廃した地下空間。『終末世界の覇者〜恐竜を従えた少女〜』というタイトルが示す通り、ここは文明が崩れ去った後の世界だ。金髪の少女が鉄扉を叩き、涙を流す姿に胸が締め付けられる。一方、黒いジャケットの男は祈るような仕草を見せつつも、最後には彼女を蹴り倒す。この矛盾した行動が、彼らの関係性の深淵を暗示している。物資倉庫の棚に並ぶ缶詰や水のボトルが、生き残りをかけた戦いの激しさを物語っている。ネットショートアプリで観たこの短劇は、セリフなしでも感情が伝わる演出が素晴らしい。